応用範囲が広い市販の濃縮めんつゆ
どのようにすれば、もっと美味しくできるのか?


市販のめんつゆを美味しくするちょいたし材料に関する研究結果を報告します
ほんの少しの手間でかなり美味しいめんつゆになります。 
市販のめんつゆに足りないもの

最近のめんつゆはとても美味しいめんつゆが増えています。
しかし、それでもおそば屋さんのつゆや、うどん屋さんのつゆとは味が異なりますよね。
その違いは何でしょうか?

市販のめんつゆは濃縮めんつゆが多い

市販のめんつゆの多くは濃縮めんつゆです。
濃縮めんつゆは醤油や甘みなどの成分を多くすることで、薄めても美味しく食べられるように作っています。
そのために犠牲になっているのがだし成分と言われています。
つまりだし成分を犠牲にして、醤油などの成分を多くして濃縮させているわけですね。

市販のめんつゆは香りが落ちる

おそば屋さんのおそばと、自宅で濃縮めんつゆを作ってつくるつゆでは香りが違うのがわかると思います。
市販の濃縮めんつゆでは、どうしても風味が劣る場合が多いようです。
それでは、どうにかして市販のめんつゆに工夫して美味しくできないでしょうか?

市販のめんつゆを美味しくするポイントは香りを加えること

市販のめんつゆを美味しくするには香りを加えることで、とても美味しくなります。
それぞれ見ていきましょう。

日本酒を加える

温かいそば、煮物、丼物を作る場合には、日本酒を加えましょう。
日本酒を加えることで、日本酒独特の風味が付くと同時に、日本酒のコハク酸などの成分が加わります。
これによって、とても美味しい香りになります。

だし成分を加える

市販の濃縮めんつゆはだし成分が少ないですので、だしを加えることで美味しさが増します。
できるのならば、鰹節と昆布で取っただしで濃縮めんつゆを、水がわりに割ると美味しくなります。
しかし、それでは面倒ですので、市販の和風だしを水に溶いたもので割るだけで美味しさが増します。
しいたけ出汁が好きな人はしいたけの戻し汁をいれるととっても美味しいつゆができます。
スーパーなどで安いスライスされた乾燥しいたけがありますので、これを容器に水と一緒に入れ冷蔵庫で保存しておきます。
冷蔵庫では数日ぐらいは腐らないので、あらかじめもどして置けば好きなときに利用できます。
戻したスライス椎茸は、そのままそばの具になるので利用するといいでしょう。

風味を加える

最も足りないのが風味ですね。
風味を加えるのは、だし粉と乾燥わかめです。
だし粉は魚粉とも言われますが、鯖、鰹、鰯などの節を粉末にしたものです。
これを加えるだけでめんつゆに魚介系の風味を増すことが出来ます。
昆布系の風味は乾燥わかめで代用します。
あらかじめ水に乾燥わかめを浸しておき、その戻り汁を利用します。
こうすることで、わかめの風味が昆布の風味のようになり、おいしいつゆができます。
戻したわかめは、麺類ならばそのまま具に利用するといいでしょう。

まとめ

このようにの市販のめんつゆを美味しくする方法は、濃縮めんつゆに足りないだし成分と香りを付けることです。
料理によっては、煮干し、みりん、昆布茶の素、干し椎茸なども利用できると思います。