市販されているパスタソースは技術の進化でおいしくなっている
それでも何かが物足りないように感じる場合に試してみるといいかもしれない方法


市販のパスタのレトルトトマトソースをちょい足しでおいしくする方法の研究結果を報告します
家庭にある材料でも簡単においしくすることができます
市販のレトルトトマトソースは物足りない

スーパーなどで一般的に手に入る安価なパスタのトマトソースは急激に進化しており、とてもおいしくなっています。
しかし、それでもお店のパスタと比較して物足りないことも多いですよね。
なぜパスタ屋さんのパスタと比較して物足りないのでしょうか?

市販のレトルトトマトソースを使う場合に絶対に必要なこと

皆さんは市販のレトルトソースをどのように利用しているでしょうか?
恐らく、皿に乗せた茹でたパスタにかけている人が多いと思います。
ですが、パスタはそれではおいしくありません。
レトルトトマトソースは必ずフライパンで加熱し、そこに茹でたパスタを入れ和えるようにしてなじませます。
こうすることで、パスタ全体にソースを絡めることができ、パスタと馴染みとってもおいしいパスタになります。
日本では茹でたパスタにトマトソースをかけるだけの場合が多いですが、フライパンで炒めるという課程はお店のようなパスタにするのは絶対に必要な工程ですので、ぜひ心がけてください。

市販のレトルトトマトソースをおいしくするちょい足しテクニック

それでは市販のトマトソースをおいしくするちょい足しテクニックを紹介します。

醤油を加える

パスタに醤油?と思うかもしれませんが、トマトと醤油は非常に相性がいいです。トマトにはうまみ成分のグルタミン酸ナトリウムが含まれていますが、醤油にもグルタミン酸ナトリウムが含まれています。そのためグルタミン酸ナトリウムを補う効果があると同時に、日本人は醤油に味に慣れていますので、醤油を加えることでとてもおいしくなるように感じるのです。

バター

バターは定番のちょい足しです。本当はバターを豊富に入れたいところですが、バターは価格が高いのでたくさん入れることができません。なので安価なレトルトソースではバターを大量に入れることができません。そこでバターを追加してあげると、より風味を増すことができます。

ベーコン

ベーコンを炒めて入れるとうま味が増します。トマトソースのトマトはグルタミン酸が豊富に含まれています。そして、そこにイノシン酸を加えるとうま味が数倍に増えると言われています。ベーコンは豚肉からできていますが、豚肉にはイノシン酸が豊富に含まれており相性がとてもいい材料です。
もちろん市販のトマトソースには挽肉などが含まれていますが、肉は高い材料のため入っている量が限られます。なのでベーコンはとてもちょい足しにいい材料です。

チーズ

パスタに粉チーズをかける人が多いと思いますが、そのチーズをはじめから入れてしまいます。これによりコクを出すことができます。またチーズにもグルタミン酸ナトリウムが豊富に含まれているためパスタのグルタミン酸を補強するのにも役立ちます。

キノコ類

キノコ類もおすすめのちょい足し材料です。キノコにはトマトのグルタミン酸、豚肉のイノシン酸と相性のいいグアニル酸といううま味成分が含まれています。この成分を足すと、さらにうま味が増すと言われています。キノコ類をちょい足しすることで、さらにうま味が増します。

カレー粉

カレー粉は当研究所で一押しのトッピングです。実はカレー粉とトマトソースは非常によく合います。カレー粉は非常に考えられたブレンドで配合されており、トマトソースを複雑な味にすると同時にコク増しと香りを出すことにも活躍します。
カレーの味になってしまうのでは?と思うかもしれませんが、実際に食べてみるとまったく気にならないぐらい馴染むので是非試してみてください。

まとめ

レトルトパスタトマトソースはおいしい物が多いですが、ちょい足しでおいしくすることができます。
市販のトマトソースは価格の都合上、高い材料を使いことができません。
そこでそのような材料を追加してあげることで、自分好みのパスタを作ることができます。
なお、トマトソースはパスタをフライパンで炒めることは絶対に守ってください。これだけでもかなりおいしくなります。